金融債の種類

「金融債」は、一部の金融機関が特別の法律に基づいて発行する債券のことです。
この債券は、利払いの有無により「金融利付債」と「金融割引債」に分類することができます。「金融利付債」は、額面価格で発行され、半年に1度のペースで利息を受け取ることができるものです。利率は発行する金融機関が決定することが出来ます。額面価格1万円から1万円単位で購入可能で、償還期間は5年で設定されているのが一般的です。一方「金融割引債」は、予め額面価格から割り引かれた価格で発行され、償還期限を迎えた時に額面価格分が償還されるものです。こちらでは、額面価格と発行価格の差額が利息に相当するものとなっています。額面価格1万円から1万円単位で購入可能なのは金融利付債と同様ですが、償還期間は1年と短期なのが一般的です。
この債券の発行残高は、現在は減少傾向にあります。かつては、銀行の定期預金の満期に最長3年の制限があったことや、普通銀行に社債の発行が認められていなかったこともあり、長期資金の調達手段として積極的に利用されてきました。しかし、規制緩和により社債発行などが認められて資金調達の手段が増えてくると、この債券の利用価値は薄らいでいきました。このこともあり、かつてこの債券を発行してきた金融機関も現在は徐々に発行を停止していき、別の手段で資金調達を行うようになっていっています。
ひまわり

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